非常に読み易い、分かり易い訳でありオススメである。
本書の全体の流れは、まず、40項目の質問票に答える。続いて、キャリア・アンカーとは何かについての説明があり、その後にインタビューを行う。 質問票とインタビューによって、自分のキャリア・アンカーが浮かび上がってくる構成である。 原著者シャイン氏に学んだ金井氏が訳すことで、シャイン氏の本意を汲んだものになっている。随所の訳注や、訳者あとがきで予想される質問に対してのフォローにも表れている。 8種類のキャリア・アンカーの内容を本書で確認できた。
正直 驚きました
質問に答えることで 得られた自分のキャリア・アンカーは 漠然した自己分析の内容と あまりにも的確なアンカーで正直驚きました みなさんも ツールとして使ってみてはどうでしょうか
コンセプトが分からない
コンセプトが分からない本である。これは就職先に困ったときに読む べき本なのか、それとも管理職の人が面接時に使うべきものなのか、 すでにいる従業員を管理するために使うべきものなのか、どれに使う にしても中途半端である。 まず、質問項目が読みにくいし、回答しにくい。回答した後採点し、 それをどのように評価すべきなのかが書かれていない。学生さんが、労務管理はどのようなことしなければならないのか知り たいときに、あくまでも参考資料として読む部分には悪くないと思う。
わかりやすい訳のキャリア・アンカーのエクササイズ本
個人がよりよいキャリアを歩む上でのアンカー(拠り所)は何かを探るためのエクササイズ本である。キャリア・アンカーについてはすでに前著『キャリア・ダイナミクス』でも紹介されているが、この本ではアンカーが5→8となっているように、前著以後の研究成果が反映されている。また金井氏による訳文も非常に読みやすい。自分自身のアンカーを探ることができる他に、特にマネジメントに携わる人が自分のアンカー以外のものも読んでいくことにより人間理解や組織を考える視点を深めることにもつながる点がよいと思う。ただし、キャリアを計画するという視点はないので姉妹書の『キャリア・サバイバル』を併用することを勧めたい。
白桃書房
キャリア・サバイバル―職務と役割の戦略的プラニング (Career Anchors and Career Survival) キャリア・デザイン・ガイド―自分のキャリアをうまく振り返り展望するために (Career Anchors and Career Survival) キャリア・ダイナミクス―キャリアとは、生涯を通しての人間の生き方・表現である。 働くひとのためのキャリア・デザイン (PHP新書) その幸運は偶然ではないんです!
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